こんなところにもコラーゲンが使用。
美しい肌を作るために必要なコラーゲンは、実は私たちの身近な所でも役立っています。
こちらでは、美容や健康以外に用いられているコラーゲンの用途を紹介していますので、時間のある方はぜひご覧下さい。
コラーゲンの名前の由来。
語源としては、ラテン語の「ニカワを作るもと」という意味からきており、日本語では「膠原(こうげん)」という字を当てます。
ニカワは、接着剤として用いられており、動物の皮や骨、爪などを原料としています。
抽出されたコラーゲン成分が接着剤になるように、体内でもコラーゲンは接着剤の役割を果たしているのです。
では、このコラーゲンがどのような用途を持っているのかを下記より紹介します。
身近なコラーゲンの用途って?
コラーゲンの利用はサプリメントなどの健康食品や化粧品ばかりではありません。
古くから私たちの身近な存在として、生活に役立っているのです。
天然皮革の代わりに。
衣服やカバン、ベルト、靴などの皮革製品は、今でこそ人工材料が開発されていますが、皮革こそ最も歴史の古いコラーゲン製品なのです。
ソーセージの皮に。
動物の腸を使ったソーセージもありますが、生産面や経済面からみて、コラーゲンがソーセージの皮としてよく使われています。
メーカーによって硬さが違うのは、コラーゲンの膜の厚さや伸縮性が関係しているようです。
写真フィルムに。
写真フィルムの2分の1はコラーゲンでできています。
フィルムは、ミルフィーユのように、いくつものコラーゲン膜からなっているのです。
医療用としてのコラーゲン。
細胞に馴染みやすいコラーゲンは、医療材料として非常に期待されています。
人工血管や人工弁の弁膜などの材料として研究され、一部実用化されています。
中でも、コラーゲンで作られた火傷のカバーは、特に優れていると評判の高い医用品です。
人工臓器の開発も進められており、人工皮膚は、大火傷をした人などを対象に、一部実用化されています。
人工腎臓や人工心臓などは、大きな期待を背負い実用化されつつあります。
また、コラーゲンは、コンタクトレンズとしても使用されています。
目の角膜の主成分はコラーゲンなので、酸素の通過性や馴染みやすさから、コラーゲンは使い心地が良いそうです。
ただし、長持ちしないことと高価になることが問題となっています。
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